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2009年01月19日

開催報告!12月度特別講演会

写真:増田寛也氏
地方を元気に!
政治経済の混乱を超えて

●開催日時:2008年12月10日(水)13:30~15:00
●開催場所:プレスタワー 17Fホール
●講師:増田 寛也 氏(前総務大臣)


【公演内容概要】
地方分権を進める大前提は税金を透明会計にし、自主財源を大事にする。そして中央依存ではなく自己責任を持つこと。行政だけでなく立法も地方へ移すことがポイントだが、あまり国では議論されていない。

そもそも地方分権は平成5年に衆参意見が一致し、平成7年から5年間かけて地方へ移行しつつあった。しかし小泉政権時代に地方交付税5兆円減で地方が消極的に。そこで平成19年から第二期地方分権推進委員会が発足され、2008年12月8日にはこの会議の第二次勧告案が出された。ここで注目すべきことは、1万項目のうち4000以上の義務付け・枠付けが自治へ任せられ、また約2万3千人の国家公務員が地方自治体へ移動になったこと。これからが本当に地方の実力が問われることになるだろう。

では、地方分権が実行されたときの課題は何か。議会の質が大きなポイントになるだろう。そして各地域が新たな発想のできる能力を高め、経済力を高め、道州制を推進することが大切。質の向上といっても地方を東京と一緒にする必要はない。自治の誇りとプライドを持つべき。

2009年は地方税が減りさらに厳しくなることが予想される。こうした中、これまでの中央官僚のやり方が、県や市に移行するだけでは意味が無い。市民一人ひとりがしっかりとしたミッションと価値観を持ち、具体的なアイデアを出し合って地方政権を生かしていくことが重要。

写真:開催風景


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Posted by 21世紀倶楽部 at 17:27 │特別講演会

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